stdのヘルペスは後天性免疫不全の状態で悪化

stdの日本語訳は性行為感染症のことを言い、原因はウイルス、細菌、原虫など様々なものによって引き起こされます。
stdの中にも、完治できるタイプのものもあります。しかし、ウイルスタイプのものは完治が難しいものが多く、特に性器ヘルペスはある意味で非常に厄介なものと言えます。
ヘルペスはヘルペスウイルスに感染することによって起こりますが、一度かかってしまうと体の抵抗力が下がった時に症状が出てくるという特徴があります。単なる疲れや仕事上のストレスなど些細なことで、繰り返し症状が出てくるのです。
それでも健康を保てている時は良いのですが、後天性免疫不全の状態になった場合は治療が難しくなってきます。
後天性免疫不全は、同じくstdであるHIVウイルスに感染して起きる後天性免疫不全症候群AIDSが有名ですが、病気や薬により引き起こされることも多くあります。
糖尿病や臓器移植を受けて免疫抑制剤を使用しなければならない場合などがこれに相当します。
糖尿病も悪化すれば腎臓の機能が悪くなり、血液透析などになれば真菌などに感染するような免疫不全状態に陥ります。臓器移植を受けて、長期間免疫抑制剤を服用する場合も同様です。
ヘルペスウィルスの治療薬である、アシクロビルもバラシクロビルも腎臓で代謝されるため、腎機能不全をきたすような後天性免疫不全の状態では投与に注意が必要になってくるためです。治療効果がでる投与量を与えることができないため、症状が悪化するのです。
病気になる前に性器ヘルペスにかかっていた場合は、性交渉が何年もなくても症状が出てくる可能性があるのです。もし、免疫が下がるような病気にかかっていて、陰部に痛みや灼熱感、強い違和感などが出た場合は、最近の性交渉がなくても担当医に相談した方が良いでしょう。

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